自転車に勝手に施錠
2017年11月5日の毎日新聞朝刊に自転車に関する記事があった。雑にまとめるとこう
だ。
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山梨県警甲府署は、無施錠の自転車やバイクに対し暗証番号式の鍵で施錠を実施。持ち
主に断りなく施錠してしまう。鍵には連絡先がついていて、自転車等の持ち主が連絡し
本人確認が取れれば暗証番号を伝え開錠できる。その後、鍵は持ち主に提供される。こ
れの目的は自転車盗難対策だ。この対策により二輪車盗の認知件数が9割近く減った。
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私も自転車に乗るが施錠は必ずする。駅に無施錠で放置なんて考えたこともなかったが
結構、無施錠の人が多いことに驚きである。言葉だけの印象は悪いが「勝手に施錠」と
は恐れ入った。そしてこの効果の程を考えると自転車の盗難はほとんどが無施錠が狙わ
れるということだ。当たり前といえば当たり前だがきちんと施錠してさえいれば大半は
防げるとも言えるのではないか。自転車は比較的安価な乗り物だと思う。なので人々の
自転車に対する感覚が麻痺しているのかなとも思う。しかし盗難する人もなぜ盗難する
のだろうか。正直、その必要性が理解できない。一般の庶民の足の自転車がとてつもな
く高価な乗り物であればその価値は高く盗難も理解できそうなものだがそうとも言えな
い。また、自転車を使用しなければ目的地に到達できない状況もそうないと思う。代替
手段は多いし、犯罪を犯してまで行うメリットも皆無ではないか。つまり、盗難する側
は犯罪行為と思っていないのであろう。厳罰化をしても大した効果は生まれなさそう
だ。甲府署の対策は一番効果の高い対策でありその発想は多くの安全予防策のヒントに
なりそうな気がする。