沙中の回廊、届く
以前下記の記事で触れた「沙中の回廊」が届いた。ネット通販で購入した。
この本は知人に勧められて購入に至ったのだが、内容についての前提知識はゼロであ
る。届いた本を観察するとどうやら中国・春秋戦国時代の歴史小説であることが分かっ
た。テーマは分かったのだが、中国・春秋戦国時代の知識もゼロに近い。これはとても
新鮮な事である。恐らく、今回のきっかけがなかったらこのようなジャンルの本に手を
出すことはなかったのではないかと感じている。
そして数ページを開く。すると、なんとも言えない感覚を覚えた。それは難解であると
いう事である。難解とは、先ず人名、地名が難しい。日本では普段目にすることがない
漢字は読み方をすぐ失念してしまう。この感覚は海外文学を読んでいる時にも登場人物
の名前が覚えられないことと同じであろう。まあ、この本も内容は中国についての話な
のでそのような事が起こることは自然である。難解とは言ったものの私の人名・地名に
対する感想が難解だと感じるだけであって、内容として難解か?というとまだ何とも言
えない。しかし知人の話を考慮すると恐らく楽しめる内容なのではないかと今のところ
判断している。
まだ数ページ読んだだけなので上記のような感想だけだが、今後この表現に慣れ内容の
核心に突入すれば、私にとっての新たな世界が開かれたということになる。これはとて
も楽しみである。