ゴーヤの発見 その2
収穫したゴーヤをじっくり眺めてみた。いつものゴーヤだなあと思っていたがふとある
ことに気がついた。それはゴーヤの表面の凹凸である。上部の凹凸はとても小さいが下
部の凹凸はとても大きい。そして他のゴーヤを見ると全体が満遍なく凹凸が大きく大き
さが揃っている。収穫しないでもう少し待てば上部の小さい凹凸が大きくなるのだろう
か。
つまりこれは成長の度合いなのだろうか。ゴーヤは熟す前の幼果を収穫して食べると思
っているがどの程度の熟度が一番おいしいのかはいまだ発見できていない。というかど
れも苦くてあまり違いが分からない。ただし全くの個人的な感想だが凹凸があまりに小
さいのはまだ早くてもう少し待とうという気持ちになる。これは人間の本能的な視点で
あろうか。もしそうだとしたら面白い。何万年も前から連綿と続く遺伝子に書き込まれ
ていると考えるととても興味深い。
ゴーヤを眺め遺伝子を想った不思議な時間であった。