理想的な読書方法を探すには その5 書写(読んで書き写す)
書写(読んで書き写す)
今回は黙読をして全文を紙に書き写すという読書を行う。書く作業は読む
作業とは異なる。ここが重要だ。一つの方法では刺激が足りない。脳に
たくさんの刺激を与えることで、よりアウトプットの情報量を多くする
ことが目的だ。目で見て手で書く。それぞれ脳の異なる部分を使用する
のではないかと期待をしている。
今回の題材は
題材:「ふるさと納税の異様」 天声人語 2016 夏 vol.185
黙読を行いその後、その文章を紙に書き写した。書き写す際に読みながら
まとまった文を書き写すので計二回黙読をしたことになる。一回黙読をした
段階では前回実施した黙読同様に何について書いているかが分かるくらいだ。
そして紙に写す段階においては、繰り返し述べるが再度黙読するので内容を
再確認できるので記憶の情報量は増える。さらに、書く段階では書いた文字
が視覚から入ってくる。
何というか今までざっと読んだ内容を一字一字丁寧にまとめているような
感覚であった。この感覚は大事なのではないだろうか。内容としては下記の
様な感じだ。
・ふるさと納税の昨今のあり方は本来の趣旨から外れているのではないのか?
昨今のふるさと納税は物の売買が第一の目的となり本来ふるさとのためにとい
精神が薄弱なのでは?と問題提起をしている。
・米国では寄付というものは習慣が根付いていて世界をより良いものにしよ
うとする根幹部分がある
まだまだうまい具合にまとめることはできないが感覚として、この黙読
+書き写しはより効果的だと思う。ただし、書写に時間がかかるので目的
によって使い分けるべきだと思う。