身のまわりにはいつも何かが

身のまわりにあることを書いていきます。これから色々な分野に挑戦していきます。

理想的な読書方法を探すには その6 ・辞書を引きながら読む

私は本や新聞を読む時には必ず辞書を用意する。辞書を使用しない時もあるが

とりあえず本、新聞と辞書はワンセットとしている。以前は辞書はほとんど使用

しなかった。知らない言葉や何となく分かった気になっている言葉が出てきても

文脈から想像して無理やり理解した気になっていた。

 

しかし自分自身の中で「このような読書でいいのだろうか」と思い始め辞書を

使用することであいまいな理解をしないことに決めた。

 

今回は諸事情により題材が変更となった。

 

天声人語 2016 冬 vol.187」 「疑問噴出BOOK」 2016年10月1日

 

一度黙読して分からない単語、分かっているつもりの単語にチェックをし辞書で

調べた。そして再度読み通した。主題は豊洲移転問題である。この記事は2016年

10月1日の記事だ。調べた単語は下記、

 

・痛々しい           気の毒で見ていられない様子

・噴出             噴き出すこと

・もや             空一面に立ちこめる水蒸気や煙、霧など

・ヒロイン           小説などの女主人公、女ですぐれた人物

・安手             値段が安い、安っぽい様

・闇              光が全くささず何も見えない

 

この単語群だけで豊洲移転問題についての何かしらの批判をしているのだと想像

できる。内容として、豊洲問題のプロセスを取り上げ、問題だらけだと批判を

している。東京都が作成した「疑問解消BOOK」を見ても解消ではなく噴出だと

表現している。組織の空気で色々なことが決まっていった。東京オリンピック

パラリンピックは大丈夫なのか?と。

 

辞書は紙の辞書を使用した。調べた意味を紙に書き写した。文章なので比喩的な

表現があり、そこは辞書の意味からあらためて考える。分かっていそうな言葉も

辞書で調べてみると、明瞭に説明された言葉となっている上、異なる言葉を使用

した表現は刺激になる 。文章がはっきりと整理された意味になった気がする。

このことがどの程度有用なのかはまだ分からないが悪いことではなさそうなので

継続していくつもりだ。

 

ちなみに「疑問解消ブック」を開いてみたが情報量が多く、読み通し、理解する

には相当な忍耐力が必要だ。※ファイルのサイズは20.6MB

http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/pdf/pdf/book/book_all.pdf#page=12