想像をしてみる
2018年4月11日の朝日新聞朝刊の「文化・文芸」欄のこのような記事があった。
「後藤正文の朝からロック」 この商品の向こう側には
大体このような内容であった。
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スーパーの瓶詰の鮭を手に取り、商品ができるまでの過程の中に
何らかの人の手が関わっていることを考えたという。そこから
激安商品の背景に誰かが何らかの犠牲を払っているのではないかと
筆者が想像力を働かせた。
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通常、製品やサービスは店頭に並ぶまでに多くの過程を経る。当然、多くの人が関わ
る。消費者にはその過程が見えないブラックボックスとなっている。消費者はその過程
を知る必要はなく商品の質、値段と広告、デザインだけをたよりに購入を決める厳しい
世界である。そうは言っても何でもかんでも「激安商品」や「送料無料」と言った文字
列に反応し選択することは何をもたらすのだろうか。良いことだらけであろうか。その
副産物は何なのか。自分自身に還ってくるものではないのか。それは痛いかもしれな
い。苦いかもしれない。沁みるかもしれない、と考えた記事であった。