電車内での行動 その2
電車内において他人に不快な気分を与える行為、例えば飲食である。場所が公園である
ならばほぼ文句を言う人もいないだろう。バーベキューで煙を大量に出すとか、多くの
人間で騒音を出しながらの飲食は駄目ではあるが、そうでなければ飲食後の衛生だけに
気をつけるならば問題にならないのではないか。
一方、電車内はどうだろうか。その閉鎖的な狭い空間において、他人との距離が近く、
小さな音でさえ気になりかねない。そして空気の循環も公園に比べれば無いに等しい。
つまり空間の大小、広い狭いに関わる問題であろうか。
次に飲食する物について述べる。飴、ガム等は電車内で食べたとしてもそれほど周囲に
不快感を与えないように思える。しかし強いにおいを放つものは気になってしまうこと
も考えられる。これは空間の大小の問題にもかかわるが、飲食物の種類にも許容される
ものとされないものが存在するのではないか。そして電車内でよく見かける私が不快だ
と感じる食べ物は、ハンバーガー、おにぎり、パン、スナック菓子等である。恐らく、
食べる人間も食べる人間なりの道徳観や境界線が存在するのであろう。いわゆるコンビ
ニで手軽に買える軽食と言われる食べ物がメインだと思われる。しかしおでん、ラーメ
ン等の汁物は見かけたことがないし、これらの食品は私の境界線を大きく越える。
様々な人々がいる以上考え方は様々でその行動も様々なはずだ。しかし電車内という閉
じられた狭い空間という環境においてはその行動に制限が求められるのは当然だと思
う。携帯電話同様に社内アナウンスで飲食はやめて下さいと言われてしまう日はそう遠
くない気がする。