たばこ
私はたばこを吸わない。そして嫌煙家でもある。たばこというものは世界各地に存在し
その歴史も長いのではないか。人間の種を超えて使用されているものというのが私の認
識だ。もしかしたら世界には「この人種はたばこは吸わない」ということもあるのかも
知れないが、多くの国で使用されていることは事実だと思っている。そして最近はその
健康被害についても多く言及されてきている。ひと昔前に比べて喫煙する空間も激減
し、人々の禁煙に対する意識も高まったのではと実感している。
しかしながらいまだに分煙ということが実現できていない。それが不思議であり問題で
ある。技術的には可能であると思っている。なぜならば絶対に漏れてはいけない化学物
質はそれなりの技術で隔離されているはずだ。道を歩いていてたばこの煙が漂うように
危険な化学物質が流出することは通常ない。危険の度合いを尺度に厳重に管理するかど
うかという議論であるならば、たばこの危険性の認識は人々にかなり浸透してきている
のではないか。
それ以前に煙りと臭いは十分迷惑な存在である。私が自宅で煙をもうもうと出しながら
七輪で肉や魚を焼いていたら周囲の人々は迷惑に違いない。状況によっては消防車を呼
ばれるかもしれない。または駅前に七輪を持参して肉を焼いていたらどうだろうか。迷
惑行為として通報されるに違いない。周囲の人々を安心させることのできる状況以外で
の喫煙はするべきではないというのが私の考えである。