「魚とうつ病の関係」を肴にくだを巻く
魚とうつ病との関連に関する記事が2017年9月27日の東京新聞朝刊にあった。
どういうことかと言うと、国立がん研究センターによると魚をよく食べるとうつ病にな
るリスクが軽減されると言う記事である。特に青魚が良いとされている。長野県に住む
人を対象に実施した調査した。魚をとる摂取量を4つのグループに分けどのグループに
リスクが軽減されるかを調べた。結果はやはり一番多く魚を摂取しているグループが
一番リスクが軽減されたという結果になった。
これをどういう風に受け止めるかは少々難しい。「難しい」とは魚の調査の結果につい
ての受け止め方ではなく、情報の取り入れ方について難しいという話だ。私は何となく
魚を食べた方が良いとは思う。それ以前に小さな頃から魚は健康に良いと教育されてき
た土壌がある。そこにこの情報を読むと「ああ、やっぱり魚は体にいいんだ」と条件反
射的な反応をしてしまう。つまり自分の判断ができないことが問題なのである。またこ
の情報は私にとって有利なので受け入れやすい情報でもある。
私は魚はとても美味しいと思う。そして何だかんだ言っても魚を食べることは体に良い
と信じている。病気のリスクとは関係無くこれからも魚を食べ続けるだろう。情報を手
に入れるときは少し疑い深い方がその情報についてくだを巻きやすい。
※辞書を引くと、「くだを巻く」とはとりとめのないことを繰り返して言う、訳のわか
らないことをぐずぐず言う、とある。