「もう一つの祖国 戦後70年 祖父はベトナムに残った(朝日新聞過去記事から)」 その9
朝日新聞縮刷版 2015年7月25日の記事を読んだ感想である。
旧日本兵の孫は日本人眼科医でボランティアの服部匡志医師を紹介され活動を共にする
ことになった。服部医師の通訳、現地での様々な手配を担った。やがてベトナムのメデ
ィアにも注目され医師は「ベトナムの赤ひげ」と呼ばれた。「ホアイさん(孫)はベト
ナムのために、日本人と一緒に貢献できていることがうれしかった」と言う。
服部医師のプロジェクトは発展していきベトナム政府は外国人への最高位の勲章を与え
た。その影にはホアイさんのサポートがあった。
自分の祖父の国にかかわる事ができるのはやはりうれしいのだろう。何代前も前ではな
く祖父は本当に近い存在なのである。