身のまわりにはいつも何かが

身のまわりにあることを書いていきます。これから色々な分野に挑戦していきます。

アルコール依存症

私は過去にほぼ毎日ビールを何本も飲んでいた時期がある。それも相当長い期間である。楽しみながら飲んでいた気になっている自分であったがどうやらそれは違ったようである。その行動に対して医者に行ったことはないがアルコール依存症であったのではないかと思う。

 

依存症というものの意味は相当広く明瞭に境界線が引けるものではないだろう。もしかしたら軽度のものは依存症とは呼ばず他の呼び方があるのかもしれない。どちらにしても生活の上で何らかの問題が発生するという共通点があるのではないか。

 

依存症に関しては素人ではあるが依存症をテーマにした本は何冊か読んだ記憶がある。私の感想では依存症は病気である。脳の病気である。脳が特定の物や行動を欲する病気だ。脳というのは本当に複雑である。全ての行動の司令塔のような位置付けながら、破滅的な制御不能な行動さえもする。これはどういうことだろうか。私には分かるわけがないが、恐らく進化の過程で獲得した何かが作用しているのではと考える。脳のその暴走と表裏一体の何かが必要だったのではないか。暴走する危険性をはらんでいたとしても、生存する上でその危険性を上回る利益をもたらすと判断された機能だ。

 

そのように考えるのであれば依存症は人類が共通に持つ機能から発生するのではないか。つまり誰もが依存症になりうると言うことである。私が斜め読みした本には、医者に依存症と診断された多くの人には依存症だという自覚症状がないとあった。「自分が依存症になるわけない」と。

 

冷静に考えてみると依存症と判断された人を見たり聞いたりした際、「自分はあそこまでならないよ」と考えることは依存症の人と何ら変わりがないのではないか。

 

人間は常に依存症になりうる存在だという意識が抑止及び被害を最小にするという視点の社会を目指すことが大切であると結論する。