ベトナム旅行記 旧正月テトを味わう その37
最近ではよく見かけるようになった。これは日本の家電量販店に相当する店である。現
在経済発展が著しいベトナムには家電製品は必需品である。電化製品は中国、韓国、日
本のメーカーが多い。中国製は品質は低いが安い、韓国製品は品質は中国製より高く値
段も高い。日本製は品質は最高位ではあるが値段も最高位で庶民には手が届かないとい
うイメージはすでに昔のものかもしれないが相変わらず人々の意識に残っていると私は
思う。
そのような中で実際に購入されているのは中国、韓国製であろう。以前、何かの本で読
んだことがある。日本の高品質、高機能は世界レベルであるが日本以外の国でその品
質、機能の需要がない。そして世界の市場において品質、機能が価格に反映されていて
高いという。中国、韓国製は現地の需要をつかみ、品質、機能を自国で販売するよりも
落とし値段も下げて販売するという戦略をとっていてシェアを占めているという。韓国
製品はものだけではなくテレビドラマ、芸能等の文化も放映権の敷居も下げアジア各国
に広めているようである。実際にベトナムにおける中国、韓国ドラマは人気でベトナム
国内ドラマも中国、韓国ドラマの真似が多い印象を受ける。日本のドラマは少ない。
このような状況は損をしている気がする。近視眼的な話であれば看過できるがもっと長
い目で日本を各国にアピールしていく方が良いのではないかということである。