シナノスイート
リンゴの季節がやってきた。これまで梨、柿、バナナなどを楽しんできたがリンゴがお
店に多く並ぶと冬がもうすぐそこだと感じる。リンゴの種類もかなり多い。ふじ、紅
玉、ジョナゴールド等店頭によく並んでいる。私はリンゴは大好きだが種類に頓着して
いない。ただし好みはある。まず食感は絶対にパリッとしていなければならない。本当
にパリっという音がするくらいの硬さが必要だ。柔らかく簡単に噛めてしまうリンゴは
嫌いだ。歯の悪い方には柔らかいリンゴが良いのかもしれないが、今の私にとって硬
さが最重要だ。パリッとしていれば多少甘みが不足していても良い。逆にいくら甘くて
もふにゃふにゃリンゴは一口でも食べたくない。私はリンゴに食感を求めている。
そのようなこだわりの中で、最近とてもよいリンゴを見つけた。
「シナノスイート」である。
たまたま買ったリンゴはパリッとしていて甘み酸味とも申し分ない。私にとってこのリ
ンゴは三冠王である。たまたまこの時の購入したリンゴが私の好みにあっていただけで
その品種がいつもパリッとしているかどうかはわからないと思い再度、同じリンゴを
買ってみた。リンゴ一つではなく、前回同様の5、6個入りの袋である。これが驚くこ
とに全てのリンゴが三冠王であった。通算で十数個は食べたので間違いないと判断して
いる。今年の冬はこれ、他の選択肢はもう消えた。この冬の目標は一日一個シナノス
イートを食べることだ。