センター試験の地理B
大学入試センター試験が実施されたようである。いつも思うがこのような季節にやる必
要が本当にあるのだろうか。私は思うがこの時期でなければならない理由はなく、ただ
最初にこの時期に実施したのでその慣習として今も行われていると推測する。実際変更
する側の人々は抵抗するだろう。なぜならば面倒だからである。しかし誰のための試験
なのかを想像する力があれば答えは決まっているのではないか。
地理Bの出題が世間をにぎわしているようだ。ざっとネットニュースを見てみるとムー
ミン」の出題が問題になっているようである。「ムーミン」と「小さなバイキングビッ
ケ」というアニメの舞台はどこの国であるかを図にある情報をもとに問われる問題であ
る。私は「ムーミン」は知ってはいるが「小さなバイキングビッケ」というアニメにつ
いては記憶があいまいである。そしてそれぞれの舞台がどの国なのかも分からない。こ
の問題の一つの解法として、バイキングはノルウェーの文化だということを知っていれ
ば解けるとあった。受験生にとってはバイキングはノルウェーということは常識なので
あろうか。
世の中において想定外の事象は常に存在する。そして理不尽なことは多い。そのような
意味でこのような問題は興味深い。しかしこのような前例があまりない新しい問題は定
着するまでは合否に大きな影響を及ぼさない段階的な配点、措置が必要なのではないか
と考えた。