スマートスピーカーと私の矛盾
スマートスピーカーというものの宣伝を最近よく見かける。はっきり言ってスマートス
ピーカーが何かはいまいち理解していないのだがその技術がどうやらすごいということ
は分かる(気がする)。スマートスピーカーに話かけるとおそらくネットと連動して
アクションを起こすようである。人間がスマートスピーカーに向かい、明日の天気を聞
いたり、メール等の送信依頼を口頭でつたえれば音声認識機能が働き人間の代わりにア
クションをしてくれるというものと思っている。
この技術はこれからの発展において恐ろしいほどの展開をみせるのではないか。無限の
使用法がありそうで、アイデア次第でいかようにも使えそうだ。以前より思っているこ
とだが先進技術のその倫理観の是非は深い議論が必要である。また、電子機器に不具合
はつきものでトラブルが起きた時の回復措置がないと悲劇が生まれるだろう。先進技術
においてはその悲劇の深刻度は予想できないのではないか。がんじがらめにされると有
事の際に回復不能となるだろう。行き過ぎた便利快適は、トラブルに対処できない脆弱
性を常に含んでいるのではないか。
そのように考えると私は、不便でも何とか人間の制御できる範囲のものを使用したいと
考えるのである。という考えをコンピュータを使用してネットに上げる行為を振り返る
と説得力はまるでないなと恥じ入るのであった。