語学力強化月間 その11
ひたすら聴くだけのトレーニングと言いつつも聴く以外にも実施していることがある。
少し説明が必要である。私は現在、英語とベトナム語のトレーニングをしている。方法
はひたすら聴くだけトレーニングである。英語は全く聴くだけしかしていない。しかし
ベトナム語は実は聴き取った意味が不明瞭な単語に関して辞書を引いて意味を調べてい
る。これには理由がある。先ず、私の英語とベトナム語ではレベルが異なる。英語は本
当に初心者であり留学した経験もない。一方ベトナム語に関しては会話、読み書きは可
能である。ベトナム語脳もできているという認識である。英語と比較すると圧倒的にベ
トナム語を聴く能力は高い。
今聴いている教材は、ベトナム語のラジオ放送のようなサイトの音源を使用している。
自身の評価として90%は単語、内容共に理解できている。なのでベトナム語に関しては
日常的に使用できるベトナム語らしい表現を自身の表現にするためのトレーニングと位
置付けている。つまりベトナム語に関しては英語のような一からの英語脳作成の段階を
飛ばして、より高いレベルで臨んでいる。辞書を調べても調べなくてもよいが不明点は
気になってしまうので調べることにした。調べなくとも前後の内容で判断できることは
本当にレベルアップにつながる。これができると正確な意味が分からなくとも使用でき
る場面が想定でき、実際に使用できるのである。多くの外国語学習者にとって意味は日
本語に訳せるが使用場面が理解できなかったり間違ったりする。間違って訂正して身に
付けることが正当方法ではあるがそれは外国人と話す機会があったりその国にいる必要
があったりする。そのような場合を考えると日本で音源一つあれば生きた外国語を身に
付けることができる方法としてはとても有用である。
英語はこのレベルには及ばないが、同時にレベルの異なる外国語を学習して比較するこ
とは意味がありそうである。英語でうまくいかない部分はベトナム語学習履歴を参考に
できるからである。いつになったら上達するのだろうかとか、本当に上達できるのだろ
うかとか考えてしまうのだがベトナム語を思いかえすと安心できるのである。これは外
国語である必要はなく何かしらの成功体験があればそれを思いかえせばよい。そのよう
に考えると何でもよいので何かしらの技術を身に付けた経験は重要だということであ
る。