ひまわりの発芽から人間の予防行動を少しだけ考えた
新顔のひまわりが発芽した。昨今の気候で発芽がはやくとてもうれしい。自然が相手の
ためゆっくりと構えていればよいとの認識はあるが、やはりなかなか出ない種は心配に
なる。適当な時期に適当な種を播くという基本さえ守れば発芽は難しくはないはずでは
あるが、人間の脳には未来を憂う機能が備わっている。この機能は予め対策を練ってお
くためにあるのだろう。未来のことを心配する機能がないと失敗した時にリカバリーが
できずそれが死活問題となる。しかし過剰に心配し精神を病んでしまうといったことも
少なくない。その心労が無駄になったとしても失敗してひどい目に合うよりはましだと
いう判断が働いているのではないか。
ひまわりの発芽からそんなことを考えた日であった。