ベトナム旅行記 旧正月を味わう その46
机の上には色々なものが存在する。これはベトナム麺を食す時には必須と言ってよい
ものである。これは柑橘類で日本で言うカボス等の類である。しかしカボスとは少し異
なる酸味であろうか。若干甘めの酸味であった。大きさは直径が2センチ程度で上部に
切り口があるのが確認できる。これは絞りやすいように人為的に切り込みを入れたもの
である。これは何個使用してもよい。通常は1、2個使用するのが一般的なようだ。人
差し指と親指でつまみ簡単に押しつぶすことができる。その果汁をスプーンの上に絞
る。直接麺にかけるのもワイルドでよいが種があるので食べにくい。そのためスプーン
の上にいったん絞り種を除き果汁だけを麺にかける。
次に調味料だ。左から唐辛子、にんにくスライスをつけた酢、そして塩、またはうま味
調味料、魚醤のヌクマム、右端は塩、またはうま味調味料である。基本的に味付けはさ
れているが自分好みにカスタマイズして食べるのがベトナム流である。こちらの人々は
酸味が好きなのであろう。
次回、メインの麺をいただく。