ベトナム旅行記 旧正月テトを味わう その35
ATMを後にするとすぐこの建設中の建物が目に入った。私に建築の知見は全くないのだ
が、日本ではあまり見ることができない光景であり、やはり素人ながら日本の建築方法
と異なるのではないかという感想を持った。この建物は恐らくマンションやオフィスな
どの鉄筋コンクリートの建物なのではないかと想像する。以前にも紹介したベトナムの
一般的な民家の作りは木製の細い柱を大量に使用したレンガを使用する作りとなってい
る。基本的に地震がない国であるため日本のような地震を前提とした作りにはなってい
ない。そのため柱も細い仕様となっているのではないかと想像する。
地震がないといえば、時々小さな地震、震度2程度の地震でも新聞に載る記事になるこ
とがある。そして一部のベトナム人は初めて経験する地面の揺れに震度2程度であって
も失神してしまうことに私は驚いた記憶がある。人類の有史以来自然災害は数多く経験
してきた人類ではあるが、地面が揺れるということは生命を危険にさらす事象と脳が判
断した結果なのであろう。
知識がないことに関しても感覚的に何かが違うということが分かるのは本当に不思議で
はあるが、ここが日本ではないということがその理由なのであろう。全く持って興味深
い。