年明けきのこそば
昨年末に年越しそばを食べなかった。大体毎年食べているのだがなんやかんやでその機
会を逸してしまった。年末には街角にそばを売り出す光景を目にする。そうするとつい
買ってしまうのである。年越しそばのその由来はなにかしらの意味を持って出現したと
考えられるが今となっては文化として定着している。私にとってもはやその意味は重要
ではなく年末にそばを食して一年を区切る、と言った意味が大切なのである。
しかし今年は食べることができなかった。とは言っても大して後悔しているわけでもな
い。でもやはりそばを食べたい気持ちもある。なので「年明けそば」とすることにし
た。場所によっては年越しではなく年明けにそばを食べる風習があっても不思議ではな
い。さっそくコンビニへ寄った。最近のインスタントヌードルの種類の豊富なことに驚
く。ラーメン、うどん、そばと何でもある。この中からお目当ての麺を選ぶことは楽し
くもあり大変でもある。
さて、私が選んだのはこれである。「MEGAきのこ蕎麦」である。エースコック社のそ
ばである。そばにきのこはありだろうと思い手にした。パッケージには4種類のきのこ
が入っていると記載されている。ブナシメジ、ヒラタケ、エリンギ、シイタケの4種で
ある。調理方法は熱湯を注ぎ5分待つだけだ。
きのこの独特な香りが漂い食欲を刺激する。その味は文言通りのきのこの出汁が効いて
いる。そしてその出汁がそばに染み込みとても美味である。コンビニの麺類コーナーで
異彩を放っていたこのそばは新商品のようである。この商品が定着するかどうかは今の
ところ分からないが似たりよったりの麺が多い中、手に取る価値はあると私は思う。
年明けそばも良いものであった。