靖国神社で紅葉狩り その1
毎年、この時期になるといつも思う。紅葉を見に行かなければと。息をのむ美しさは桜
の季節の美しさとは趣が異なるものの優劣をつけることはできない。徐々に寒くなり身
が引き締まる。その寒さのおかげで山や木々が粧いを始める。
紅葉は比較的どこでも楽しめると思う。規模も小さいものから大きいものまでそれぞれ
の美しさがある。道を歩いているととても小さいが素晴らしい色に出会うことがある。
そういう時は一歩立ち止まりその美に嘆息する。一方、紅葉の名所の写真や映像を見る
とその迫力を想像し行かねばならないという気持ちになる。
靖国神社の紅葉が見事だと聞いて行ってみた。平日だったので人は多くなかった。若干
の風はあったが寒くなく晴れて天気は最高であった。九段下の駅出口から徒歩数分のア
クセスの良さはうれしい。
すぐに大きな鳥居が見える。大きな鳥居は迫力があり厳かな印象だ。
両脇のいちょうが粧う。
黄金色と言えるだろうか。風が吹くと桜吹雪ならぬ、いちょう吹雪が吹き荒れる様は思
わず顔がほころぶ。次回は神社の中に入る。