バクテー
バクテーとは何か。実は私もよく分からない。それが東南アジアの料理名だということ
だけは分かっている。
先日、イオンのお店で発見したのはバクテーだった。レトルト食品であり温めればすぐ
食べれるようになっている。日本にいながら世界の料理を食べることができるのは本当
に幸福なことである。当然その味は現地のものとは異なるとはいえ私にとってはそれで
も十分に価値がある。イオンにはイスラム教徒が教則に従い食べることができない食品
に対応したハラル食品も置いてあったことを記憶している。日本における少数派に配慮
した姿勢はなかなかよい。
今回、バクテーをお店で見かけ買ってみた。本格シンガポールの味とあるのでこの料理
がそのあたりの料理なのだと初めて知った。しかも香辛料を使用したスパイシーな味付
けであるとの記載がある。これは期待だ。とりあえずレトルトカレーのように温めてみ
た。そして開けてボウルに入れた瞬間、「えっ」となった。写真とかなり違うな、と。
一般的に箱の写真は一例であることは、今まで生きてきた経験上理解している。しか
し、これはどうなのだろうかと思う。豚肉はとても小さくほぼスープのようだ。私の感
覚では豚肉の煮込みであったが、この料理はスープなのだろうか。一口食べると確か
に独特な香辛料が印象的で悪くない。しかしこの写真は盛り過ぎではないか。ごはんを
入れて雑炊のようにして食べるのは有りだとは思う。しかしもう少し肉を入れて欲しい
と思う人は私だけではないのではないか。今後に期待である。