江ノ島 その3
駅を出てまっすぐ歩くとすぐ海が見える。このロケーションはよい。この「すぐ海」と
いうのが印象に残る。天気は海を訪れるには最適と言える。このような条件が揃うこと
に感謝だ。
正面に見えるのが江ノ島である。大きな塔のようなものは「サムエル・コッキング苑 展
望灯台」である。後ほど紹介する。目の前に江ノ島は見えるが駅から江ノ島は結構な距
離である。
途中「ピーヒョロロ」という鳴き声がした。上空には鳥たちが舞っている。道中の看板
にはトンビに注意とあった。トンビなんていつぶりだろうか。また脳の奥底からエピソ
ードではないが「トンビ」という鳥の単語が引っ張り出された。江ノ島にこなけれ
ばひょっとするとあと数十年は「トンビ」という単語は出てこなかったかもしれない。
見知らぬ土地へ赴くことが脳に良いということを実感した。そして「ピーヒョロロ」と
いう鳴き声も相当期間聞いていない。なんとも言えない鳴き声は気分を良い意味で弛緩
させる。
南国気分を感じさせる植物、ソテツだろうか椰子の可能性もあるのか。
江ノ島への一本道の左右は海。浜辺に多くの人がいる。水上バイクというのだろうか。
サーフィンや水上スポーツにこの季節は適しているのだろう。
次回は島に上陸だ。