ヘチマ初収穫
ついに来た。この時をどれほど待ったか。
ヘチマの初収穫である。数週間前くらいだろうか、雌花に受粉作業をしたりすでに虫達
による受粉済みの雌花を見て悦に入っていたのは。毎日どのくらい大きくなったのかを
確認しながらこの時を待った。もう待ちきれない、少し小ぶりかも知れないがもう我慢
の限界だ。長さは23センチ。太さは細い。イメージではもっと太くずっしりとしている
のだが、自家製の少ない土量での生育にしてはがんばった方だと自分に言い聞かせた。
しかし長所はたくさんある。先ずは新鮮だ。つやと張りがある。手に持った感触は形
容しがたい生命力にあふれている。そして色。日照条件により色は変わるのだろうと思
うが、親馬鹿な感想はえも言われぬ薄い緑色、いやヘチマ色である。
このヘチマをどうしてくれようかとちょっと悪ぶって考える。次回、「ヘチマ
を食べる」の巻。