身のまわりにはいつも何かが

身のまわりにあることを書いていきます。これから色々な分野に挑戦していきます。

いちょう団地祭り その8

食べ物はその当時の記憶を脳から引っ張り出す。におい、形状、色、名前等々をヒント

に引っ張り出す。しかし現在においてそのロジックはまだ完全に解明されていないので

はないか。私にとってそのロジックはどうでもいい。ある料理を食べ、以前の記憶を呼

び起こす快感があればいい。しかしそれが必ずしも良い記憶である保障はなく時に嫌な

記憶も持ってきてしまうことがある。

 

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この料理はベトナム料理でCha Ca(チャーカー)と呼ばれるようだ。地方によって呼び

名は若干かわるかもしれないが私の知識ではこの名前だ。Caは魚と言う意味である。

Chaはおそらく調理方法だろうか。見て分かるように日本のおでんの練り物のようであ

る。それを油か直火などで焼いたのだろう。理屈から言えばまずいわけがない一品だ。

そのまま食べてもよいし、パンに挟んでもいい。色々な食し方があるだろう。味は見た

目通りの味で魚の練り物である。日本の魚肉ソーセージとは若干味は異なるが日本人で

も違和感なく食べることができるだろう。

 

最初の話題に戻るが、以前ベトナムでこれを食べて強烈な食中毒になったことがある。

私はこの祭りでこれを食べる前、つまりこれを見た瞬間にその記憶が蘇ってきたのだ。

ベトナムでの食中毒は半端じゃない。日本では味わったことがないくらいの症状に襲わ

れる。体調が戻るまで体から異物を出すための生理現象が続き三日くらい寝込んだ。そ

して熱まで出るしつこさである。ある意味、ベトナムという国の洗礼とも言うべき食中

りをこの日思い出してしまった。

 

※写真のCha Caにはパクチーが添えられている。好みでパクチーとともに食べるのだろ

う。