技能実習生について その3
何とかして豊かになりたい人々と何とかして人手不足、少子高齢化が生み出す問題を解
消したい国が連携をする制度、これが現行の「技能実習生」である。Win-Winの関係で
いいことだらけと思うだろうか。そこに問題はないだろうか。その制度を一定期間続け
るとどういった問題が発生するだろうか。
この制度を利用する技能実習生の人々は出稼ぎという目的があるので多少の理不尽も耐
えるであろう。しかしながら一部の報道では技能実習生であることを理由に無法な環境
での生活を強いられている外国人もいると聞く。これを放置しておくと必ず悲劇が起こ
ると確信している。また、言葉遊びをして責任をうやむやにする政府諸機関の伝統的な
手法にもそろそろ限界がきているのではと思う。また、政府と記述したが、この制度を
必要としているのは政府ではなく日本の国民であることは自覚しておく必要がある。
継続的な議論が必要である。