年月というものを考える 【梅酒】
2017年7月31日の読売新聞朝刊の「ぷらざ」という記事に梅酒についての話があった。
91歳の女性と思われる方の梅酒に関する投稿だ。
ずいぶん昔に作った梅酒を含む果実酒があったことを新聞記事を読んで思いだしので取
り出してみたという。古いものは昭和59年に作った。そして味見をしてみると何ともい
えない味わい深さがあったという。年月を経た価値を味わい、「歳月を飲む」というこ
とを発見しこの夏を楽しい気持ちで過ごしているという。
昭和59年と言えば1984年、33年前だろうか。最初梅酒を作った時は、この年月を想定
してはいなかっただろう。驚きなのは、梅酒というものは30年以上も保管ができ飲用で
きるということである。しかも年月という絶妙な調味料を得て他に代用できない味を出
している。私もこの記事を読んで以前に梅酒を作ったことを思い出した。探してみると
ラベルには2015年3月とあった。
新聞記事のような梅酒の年月には到底及ばないが忘れていた梅酒の存在が分かり幸せは
味わうことができた。味見はしなかったがこの記事の方のように更に年月を足して味を
深めてみようと思う。