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「もう一つの祖国 戦後70年 祖父はベトナムに残った(朝日新聞過去記事から)」 その3

朝日新聞縮刷版 2015年7月19日の記事を読んだ感想である。

 

日本兵は現地にとけ込む決断をしてベトナム人と家族を築いた。戦争の影響で帰国を

せまられたが家族と離れ離れになることを拒み現地に残ったという記事だった。

 

このような状況はとてもつらかったと想像する。日本へは帰りたいが妻子は置いてはい

けない。現地に妻がいるので残るのは当然と考えることもできるが帰らざるを得ない人

もいたはずだ。ここに戦争の悲劇がある。あらゆることを「分断」するもの、それが戦

争だ。そこには人間の事情は全く考慮されない。仕方がないと諦めるしかなかった人も

少なくないはずだ。