理想的な読書方法を探すには その7 ・繰り返し何度も読む 【黙読10回】
これまでいくつかの設定をして読書をしてきたが、この程度の期間でははっきりと
した変化などあるはずがないと思う。そもそも設定、前提自体がおかしいのでは
という疑問もある。しかし先ずは実践をしてみて反省、修正を行いそこから何か
を得ることもあるだろう。失敗して全て1からやり直しだっていい。それまでやって
きた方法が間違っていたことに気づいたことこそが前進と言える。
さて、今回は下記を実践する。
・繰り返し何度も読む
同じ文章を何度も読む。読む回数は今回は黙読10回。次回は音読10回、次々回は
書写10回とする。計3回行うが題材は全て違う題材を使用する。
今回の題材は、
「天声人語 2016 冬 vol.187」 「土佐の低投票率に」 2016年10月2日
・2016年夏の参議院選挙において高知県の投票率が全国で最も低かった
・地元の人によると高知県人は元来政治意識が強いという
・明治期の自由民権運動のかかわった二人の話、女性参政権、表現の自由に
対して戦った二人の話を紹介
つまり、過去と現在の状況を比較し昨今の政治参加意識について憂いを抱いている
記事である。
何回も読むことで記憶に定着してくる。読むたびに見落としていた細部の描写にも
意識が及ぶ。文章を要約するという行為に対してとても効果があるのでは感じた。
長い文章を読む際においてももちろん効果を発揮する。しかしかなり時間がかかって
しまうので、短い文章を把握する際により効果的なのではと感じた。そして繰り返し
読みにメモ書きを足すと効果が倍加しそうだと思う。
次回は音読10回である。