ナスを食べた
家庭菜園で収穫したナス。これをどうしていただこうかと思案をすること少々。
料理をするにも小さなナスが1本だけ。新鮮でそのおいしさは間違いないのだが
いかんせん1本だけ。私の知識範囲内でこの条件はかなり厳しいが、もうこれしか
ないという利用方法が一つだけある。
「ぬか漬け」である。
私はぬか漬けが好きだ。自宅でタッパーにぬか漬けを準備してもう4年が経つ。
手入れは結構まめにやっていると自負しているが、これも継続が大事なので
毎日絶対かき混ぜるということはしない。ほぼ毎日である。ぬかが減ったり
水っぽくなるとぬかを足す程度の管理だ。
こんな適当でもけっこうおいしくできることに驚いている。特に好きな野菜は
きゅうり、小松菜だ。ナスのぬか漬けも好きなのだが漬けると色が抜けてしまい
少し敬遠していた。今回,、ナスは新鮮だが1本しかないという条件にぴったり
はまる調理法がぬか漬けだ。ヘタを取り除き、半分に切る。そして漬かりやすい
ように半身のナスの真ん中に縦に切れ目を入れた。そして塩で揉んでぬかに投入
した。最重要ポイントは漬ける時間だ。長すぎると紫のナスが茶色のナスになって
しまい味はおいしいのだが食欲が半減する。それを回避するために少し早くても
よいとして6時間で取り出した。
これが大成功だった。ナスのみずみずしさ、多少の歯ごたえのある食感を維持しなが
らぬかの香り、酸味と塩加減が絶妙だった。最高の一本に感謝した。